ロシア・ピアニズム」の著者で、日本でのスクリャービン研究第一人者、佐藤泰一氏セレクションによる「ロシア・ピアニズム編」。
スクリャービン自身による決定的なピアノ演奏(1910年ピアノロール録音)をはじめ、同時代の大作曲家ラフマニノフやプロコフィエフの個性的な演奏、 ロシアの伝説的大ピアニスト、イグームノフやゴリデンヴェイゼル、作曲者の気質にもっとも似ていたとされているフェインベルグやソフロニツキーなどの 名演を収録したスクリャービン演奏史を一望できる必携の一枚。
また、24の前奏曲集を残したJ・イッセルリス、盲目のピアニストL・ズュージィン、 フィオドロワのライブ録音など、世界初出音源を多数含んでいます。
ラフマニノフを語る時に欠かせない存在なのがスクリャービンだ。
同時代に活躍した異なる音楽性を持った2人。
スクリャービンの楽曲から入りラフマニノフを聴き比べるのもおもしろい。
スクリャービンも歴史的に多大な影響を与えた革新的な作曲家だが、その違いを聴くにつれ更にラフマニノフが好きになるのだ。
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